任意売却とは、住宅ローンなどの返済が難しくなってしまった場合、各金融機関と合意の基で不動産を売却し、すべてを返済できるかまたは返済しきれなかった場合でも残債務が残ったままで抵当権を解除してもらうのが「任意売却」です。
通常、抵当権を解除するには、ローン残高のすべてを完済する必要がありますが、一般的には売却してもローン残高が残るケースがほとんどで、抵当権の解除には応じてもらえません。ところが、任意売却の場合は金融機関の合意を得ているので、債務が残っても抵当権の解除が可能となるのです。
また、任意売却の場合は市場価格に近い価格で売却できるケースが多いので、競売で売却処分されるよりも残債務が少なくなり、残債務の返済計画も金融機関に柔軟に対応してもらえ返済額が少なくなります。
そのため、身軽になって新たなスタートが切りやすくなるのです！
| 任意売却の場合 | 競売の場合 | |
|---|---|---|
| 売却価格 | 市場価格の8～9割程度で売却できるので、債務を大きく減らせる | 市場価格の5～6割程度で落札されるので、債務が多く残る |
| 残債務の今後の返済 | 話し合いにより無理なく少ない返済額で計画的に返済できる | 返済計画の話し合いはできない |
| 引っ越し費用 | 交渉によっては引っ越し費用や新生活準備金をもらえる | 引っ越し費用はもらえない |
| 引っ越し時期 | こちらの希望を聞いてもらえる | 強制的に立ち退くことになる |
| 引越し後の住まい | 希望に沿う住まいを探してもらえる | 自分で探す必要がある |
| プライバシー | 売却情報は知られず解決することができる | 競売情報が公開され、近所に知られることもある |
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| 毎月の生活が楽になり、 新たなスタートが切れる | 自宅を失うとともに多くの債務も残り、不安定な生活を強いられる |
住宅ローンの支払いが滞ったままだと、3～6ヶ月で不動産は強制的に差し押さえられ競売にかけられます。そうなると、あなたの希望や意志には関係なく裁判所主導で手続きはどんどん進んでいってしまいます。
そうならないためにも、1日も早く任意売却の手続きをすることをおすすめします。
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相談料・着手金は無料です。
手続きの費用は任意売却額の中から支払われるので、別途に用意する必要はありません。
必要なのは、住民票や印鑑証明書などの発行料の数百円と郵送料程度です。
※もし、任意売却が成立しなかった場合は一切の費用はかかりません。
※1 交渉によります。
※2 任意売却が成立した際にいただく費用は「宅建業法」で定められた仲介手数料のみです。
Aさん 板野郡在住 50代男性
大手企業を早期退職後、病気による大幅な収入の減少でローン返済が滞るように。
それを消費者金融で穴埋めするようになり競売の一歩手前へ。
任意売却により、返済は大きく減少。
今では以前よりも良い住宅へ居住でき、病気も快方へ。
Aさんは大手通信会社を50歳にて早期退職、再雇用にて復帰して働いていました。再雇用後の収入が再雇用前と比べ著しく減少したこともあり、奥様のパート収入を家計の足しにしていました。
しかし、住宅ローンをはじめ教育ローンの返済にも追われ、Aさんはうつ病を発症し就労することも精神的に困難となりました。そのため家計が一層厳しくなり消費者金融で生活費の補填を行い、その消費者金融の支払いも延滞となる状況に陥っていました。
そんな折私どもに相談があり、生活状況調査を行うと、返済負担の大部分を占める住宅ローンの返済を、消費者金融からの融資でしのいでいらっしゃいました。住宅ローンも数年前から滞納があり、あと1ヶ月延滞すれば5カ月連続延滞で金融機関は競売申請を行うこととなっていました。
そこで、私どもにて住宅ローンの債権者をはじめとする各債権者に連絡。期限の猶予をいただき、住宅は任意売却にて売却。債務返済負担の大幅な減少も実現できました。幸いにも売却した住まい以上の住宅に転居でき、新しい生活を営んでいらっしゃいます。今では、Aさんの体調も快方に向かい職場復帰していらっしゃいます。
Bさん 徳島市在住 20代男性
会社の業績悪化で収入源。
ローン返済と離婚による養育費の支払いが困難に。
任意売却と実家住まいで身軽に再スタート。
Bさんは高校卒業から現在の勤務先である会社で3交代制勤務に従事していました。高校卒業後すぐに結婚し20代前半には2人の子供さんも授かり家族4人で生活するための新居を新築。新居入居3年目ごろまでは、会社も盛業で残業手当てや賞与も支給され安定した生活を送っていらっしゃいました。
しかし、仕事が忙しいうえに幼い手のかかるお子さんが2人いること、3交代勤務で家庭内でもすれ違いが多くなり家庭環境も悪化。夫婦の行き違いも頻繁に起こり、遂には協議離婚となりお子さんは別れた奥様が2人とも引き取られました。
Bさんは毎月10万円近い住宅ローンの返済と養育費支払いを負担することとなり、半年ほどは住宅を維持するため頑張っておられましたが、程なくしてコロナ禍により会社の業績が悪化。残業も無くなり給与及び賞与も大幅に減少してしまいました。
このような中で私どもに相談があり、生活状況調査を行うと、債務の返済や光熱費及び固定資産税他自動車税などの必要経費を引くと手元に3万円足らずの現金しか残らない状況まで追い込まれていました。Bさんは食事もままならない状況となり、仕方なく実家を頼る生活を送るまでになっていました。
毎月の返済額は住宅ローンを含む住宅関連債務が10万円を超えることから各債権者と交渉し任意売却手続きに入りました。Bさんはせっかく取得した住宅に様々な思い入れもあり、なかなか決心がつかず、何度も何度も確認の電話や面談をかさね、既に実家にて生活していることもあり、自宅売却について決心し承諾されました。
家屋内には過去の生活で使用した家具の他、ゴミも散乱し片付けてからの任意売却の販売活動を行うことで少し時間を要しましたが無事売却することができました。
Cさん 美馬市在住 40代男性
事業の業績悪化で経営者から会社員へ。
生活困窮で住宅を手放したものの、10年後生活が安定し自宅を買い戻し。
Cさんが建築業を営んでいた2011年夏に相談がありました。
受注予定の準備のため、多額の先行出費していた案件が、東日本大震災を契機に延期や解約が相次ぎ、多額の負債が発生。日々の生活資金にも困窮するほどになり、私どもに相談がありました。
事業の負債は自宅以外の不動産売却により大部分を返済できる見込みがたち、少し残った負債は分割返済に応じていただき毎月の返済は少額となりました。しかしながら、現在の建築業を営むうえでは今後の事業収入のめどが立たない状況になったこともあり、住宅ローンの返済と毎月の生活費の確保ができるかが問題に上がりました。事業経営が悪化するまでは奥さんと娘さんの3人家族でしたが、生活困窮に伴い奥さんは家を出ていきました。そしてCさんは父子家庭となりました。
Cさんと解決方法を探っていく中で、50歳手前にして事業をたたみ勤めに行くこととなりました。それを機に毎月の返済12万円の住宅ローン、そして生活費、父子家庭による家事負担もあることで就労先も制限されることから、重い決断でありましたが任意売却による自宅売却を選択することとなりました。
娘さんの高校受験もあり、引っ越し時期が相当ずれ込む懸念材料があるなかで購入者探しです。幸運にもCさん家族がそのまま居住しても良いという条件で売買が成立。お嬢さんも無事高校に入学できました。
その後、Cさんはお嬢さんを1人前に育て上げ生活も安定したことから、自宅売却から10年後自宅を買戻ししました。
徳島/任意売却専門
ライフサポート テンショウ
株式会社 天翔
